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2023年11月24日(金)、富士宮市総合福祉会館安藤記念ホールにて、富士宮市教育委員会の共催を頂き『令和5年度 小・中学生ビブリオバトル富士宮大会』を開催しました。

富士宮市内の小学校4校と予選会を勝ち抜いた中学校5校からの代表生徒たちに自分のお勧めの本をプレゼンテーション(紹介発表)して頂きました。会場に来て頂いた方、さらに、リモートで市内の小学校、中学校につないで、延べ1300人を超える方にプレゼンテーション、質疑応答を見て聞いて一番読みたくなった本に投票して頂きました。

投票により決定したナンバーワンの本「チャンプ本」は次のとおりです。

小学生の部：　「わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑」

中学生の部：　「六人の嘘つきな大学生」

聴衆の方からは、「小中学生のお勧めの本がさまざまなジャンルに渡っており、その感性に感心した」、「推薦本を紹介するプレゼンテーション力の高さに驚いた」、また、「発表、質疑応答も堂々としており、その物怖じしない姿勢が大変頼もしく思えた」との声が多く聞かれました。

ビブリオバトルのメリットには、参加者は知らなかった良本に出会えることやプレゼンテーションの訓練になることが挙げられます。その他に大切なメリットとして、本の紹介を通じて自分の考えや意見を主張するので、発表者の隠れた人となりや個性、知識、背景に関してお互いの理解が深まることがあります。単に、「人を通して本を知る」だけでなく、「本を通して人を知る」場でもあるというところに、ビブリオバトルの魅力と本質があります。ビブリオバトルが子供たちの育成に役立つことを信じ、また、富士宮市に根付いていくことを願っております。